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晩御飯の会なんかが開かれていた様子も全くなくって、本当にソ〜ッとに入って来たきななちゃんにはまだ誰も気付いていません。「あれぇ?、きななは何か勘違いしていたのかなぁ?」と思って、しばらくその場に立っていたきななちゃんなんですが、ふっと部屋の右スミの奥を見てドキっとしました。 |
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そこには、ぜんざざじいさんが身動き一つしないで、とても怖い顔でうつむきながら何かをジーッと睨んでいる姿が見えました。 |
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そしてその前には今まできななちゃんが見たこともないぐらい大きくて、頭のとがった精霊さんが、背中をこちらに向けて、まるで岩でも置いたかのようにドカンと座っています。 |
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次回、三の章「栗の精霊さんがやって来た(後編)」に続きます。お楽しみに♪ |
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