きななちゃん物語
きななちゃん
三の章 栗の精霊さんがやって来た(前編)
その1
「本当は、人さまはみんな、きななのことが見えないないんじゃないのかなぁ?少し寂しいなぁ。」、と以前から思っていたきななちゃんは、「いいや、どうせ見てはもらえないんだし、今は急いでいるから今回は無視して走り続けちゃおう、ごめんね人さま。」っと決心しました。

そして人さまは見なかったことにして、その子供の横をビューンと猛スピードで駆け抜けました。 駆け抜けてしばらくすると、後ろから「お〜い、暗いのにそんなに急いで走っちゃ危ないよー!」と言う声が聞こえてきました。

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