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きななちゃん
二の章 カラスノエンドウくん
その6
またまたきななちゃんが言うとおりにすると、カラスノエンドウくんは続けて「じゃぁさ、今度はちぎったのと反対側のとがった方をちょっと口にくわえて、少し上から押さえつけるような感じで吹いてみて。」と言います。
きななちゃんは言われたとおりにくわえてフーッっと思いっ切り吹いてみましたが、「スーーーッ」という風の音がするだけで、笛っぽい音はぜんぜん鳴りませんでした。
その様子を見ていたカラスノエンドウくんは、「う〜ん、くわえかたを強くしたり弱くしたり、くわえる長さを変えてみたり、くわえてる先っちょを少し開いたりして色々ためしてみてよ、きななちゃん。きっといい音が鳴るはずなんだよ、僕たちって。」と、またまたきななちゃんにアドバイスを送りました。
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